OSを自作する

OSというのは、Operating system (オペレーティングシステム)の略で、
Windows や Mac、Linux などの、パソコンを起動させると自動で動き始めるシステムのことです。
なんらかのアプリケーションを動作させる時の、土台のような役割を持っています。
なかでも、Linux はオープンソースソフトウェアといって、
Linux のソースコード(プログラム)がインターネットなどで公開されていて、
その改良や再配布が自由に行えます。
とはいえ、時には、ライセンスとかいろいろ問題になることもあるようですが。
また、Mona という、Linux とは全く異なる、
現在開発中のオープンソースのOSもあります。
Windows や Mac はオープンにされていないのだけど、
Linux や Mona はソースが見れることから、OSの開発に興味を持つ人も多いと思うのだけど、
やはり敷居が高いのですよ。
結構難しいこととかしてますし、どういう理由でそのようなコードになったのかとかわからないし。
説明も無いので、自分でソースコードを解読するしかないですし。
そんな、レベルの高そうなOSの開発ですが、
最近、「30日で出来る! OS自作入門」なる本が出版されまして、
一気にそのイメージが崩れ去りました。

開発には、C言語やアセンブラを用いますが、
著者曰く、中学生や高校生でも読めるよう配慮しているとのことで、
実際読みましたが、プログラミングをちょっとかじった人はもちろん、
初心者でも読めるのではないかなという印象です。
難しい漢字もありません(笑)
著者自身、中学のころにOSを作ってみたいと思ったことがあるらしく、
その経験から中高生でも読めるようになっています。
OS開発は、梅田本でいうところの「ネットのこちら側」なわけで、
「ネットのあちら側」の勢力が増している今の時代にはどうなのかな?という
意見もあるかもしれませんが、
10年後に現れるであろう破壊的イノベーター
(今までのものを壊してしまうくらいにすごいという意味で)として、
このOS自作入門でOS作りを経験した中高生が
僕らが思い付かなかったアイデアで
世界で最初の「アメリカ以外の国で誕生した破壊的イノベーター」に
なるのかもしれないな~と、ちょっと思ってしまいました。
みんな!特に中高生の諸君!
ぜひ、読んでみてくれ!
あと、これからIT業界に入る人も読むと、パソコンのことがよくわかるようになるかも。
C言語も立派に使えるようになる・・・はず。

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